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数日前、テレビで「モスラ対ゴジラ」の映画を放送していた。期待しないで見たがわりと面白く、入れ込んで見てしまった。ただ、そこそこがんばって往年の雰囲気を出そうとしているのはわかるが役者が薄っぺらなので重厚さがない。吉岡美穂などが出演しているのだからなんとも無残だ。
ゴジラが生誕50年ということだが、ゴジラもアメリカで製作されて以降も、しぶとくシリーズが続いている。昔の東宝映画と比較したくはないが、昔は活劇としての楽しさがあった。それは、冒険小説というか、人間社会のどろどろところとか、悪の軍団や悪い宇宙人、強盗団、一攫千金を狙う山師などが登場して怪獣登場までの前段に絡み、怪獣が滅ぶ過程で退治されるというパターンだ。単純ではあるがドラマとしてのカタルシスを感じさせるものがあったのだ。
残念ながら現在の映画にはその要素がない。