自宅付近のビデオレンタル店(DVDがメインだが…)が相次いで閉店していた。ひとつはGEOというチェーン店でもうひとつは独立系の店だ。独立系のほうは大きなビルでそこそこ大きかったが、やはり格安競争に負けたのかな。GEOの店は1年半くらいの営業期間だったとおもう。それぐらいサイクルが短い。どちらも一度も借りたことはないのだが、何度か店内に入ってソフトを冷やかしたことはあった。しかしもう、そのようなことがめんどくさい、というか、さほど欲求がなくなっていることを自覚した。
それと、レンタルで借りてソフトを鑑賞するというスタイルが、さほど機能していない、というか意味がなくなっているのでは、とも感じた。今はゲームやネット、スマホなどの時間を奪うコンテンツがありすぎるので、その影響で週刊誌などは読まれなくなっていると思うのだが、それはレンタルビデオの映画にも宛てはまるのではないだろうか。現代では、いわゆる娯楽は、雑誌、マンガ・単行本、ゲーム、映画、テレビ、ラジオから派生して衛星放送、ケーブルがあり、パッケージのビデオ・映画のソフトがある。してみるとレンタル店で借りてソフトを鑑賞するというのは
依然として新しい分野ではあるのだ。もちろんネットでの映像やゲームの消費が新しいのだが、コミュニケーションとしてはダイレクトにパーソナルな結びつきができるので、密接なのである。その意味で店でレンタルするというのは<借りて返す>プロセスを経るので、ある意味おおげだな動作かなという印象がある。
そんなこんなで結局はそのようなアナログというか具体的活動が必要なものが外延に押しやられてしまったのではないか。