また、オールナイト上映を見てしまった。ヤン・シュヴァンクマイエルの作品である。人気もすごい、若者や女性にこれほど支持されているとは思わなかった。
細かいことだが名前が微妙にかわってきている。彼が紹介されたころ(といってもけっこう古い70年くらいか)は英語風だったと思う。
ヤン・シュヴァンクマイヤー
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ヤン・シュワンクマイエル
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ヤン・シュヴァンクマイエル
たしか最初が英語読みで通用していたのが、現地読み優先(たぶん本人に聞いたのでは)ということで修正したのだろう。
8/20
新文芸オールナイト 驚異の映像マジック ヤン・シュヴァンクマイエル ナイト
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悦楽共犯者(1996・チェコ=英=スイス)製作・監督・脚本:ヤン・シュヴァンクマイエル
オテサーネク 妄想の子供(2000・チェコ)
短編プログラム
* J.S.バッハ─G線上の幻想(10分)
* シュヴァルツェヴァルト氏と
エドガル氏の最後のトリック(11分)
* 家での静かな一週間(20分)
* 庭園(17分)
* オトラントの城(18分)
* ジャバウォッキー(14分)
* 棺の家(10分)
* コストニツェ(10分)
* エトセトラ(7分)
* アッシャー家の崩壊(16分)
* レオナルドの日記(12分)
* ドン・ファン(33分)
ヤン・シュヴァンクマイエルというとアートアニメの人でもあるのだが、今回長編を見直して、あらためて実写の演出家としてもすばらしい監督だと思い直した。
この中で最高傑作は『悦楽共犯者』だろう。なんといってもせりふなしでみせてしまうという、のがすごい。