ベンジャミン・フルフォードの話を聞きに五反田にいく。
録音・メモはお控えください、と会場関係者から厳重警告がなされる。そうとうヤバイ話をするようだが、いろいろ話を聞いていると、世界を少数の集団(階層)が支配していること。なんだか太田龍のような話だなあと思って彼のHPをみると太田龍との対談をしたという。DVDまで発売している。あちゃー、しっかり影響うけてんじゃないのか。
陰謀論は具体的なエピソードがおもしろい。「竹中平蔵からの刺客が来て、この角には毒が塗ってある。仲間になるならお金が入るがどうする、と脅された」と語るが、結局生きているわけで、たいした刺客ではないわけだって、突っ込める。陰謀論のたぐいは、すぐ論理が破綻するのが多いのだ。
闇の勢力について云々するには、ちょっと説得力がないし、資料についても乏しいのだ。最後の話が「日本はアメリカへの債権として金を持っているから、世界を変える可能性がある。それを日本に期待する」というのは、結論としてもお粗末でしかない。
そもそもアメリカが日本を一方的に支配しているかのような図式があやまりだし、その関係は単純ではなく、複雑にからみあっているはずだ。
経済状態がそうであっても、可能性があったとしても、それを行使するにはそうとう飛躍がある。また政治的意思をどう形成するかの問題もある。
はたして日本の支配層(あるいは政治勢力でも)が、経済的動機(利益共同体)を排除するようなことをするだろうか。
五反田は山手側が住宅街と駅の正面裏がキャバレー街で、あまりいい飲み屋はない。昔は古書会館があり、古書展に出かけたこともあるが、今は残っているのだろうか。