京橋の映画美学校でドキュメンタリー映画の「ロック誕生」を見る。
映画美学校は神田にある美学校とは関係ないようだが、こちらのほうがビルが立派なぶん権威ありそう。何度か前を通ったことはあるが試写会で入るのははじめてだ。美学校はビルの一階正面にあり昔の建物なので天井が高くかっこいい。試写室はその脇の部屋にあった。地下にも試写室があるようだ。
ちゃんとフィルムで撮ってるみたいだ。昔はフィルムしかなかったから過去の記録は当然なのだが、関係者の現在のインタビューはビデオでいいのではなどと思った。
人選とか内容とかについてはいろいろいいたいこともある。個人的体験をはなせば、ちょうど雑誌の「ニューミュージックマガジン」(ニューがついてた!)を読み始めたころが中学生でロックが「ニューロック」だったころだ。内田裕也のバンドが田舎のデパートの前で演奏したりしていたが、そのバンドはフラワー・トラベリング・バンド後のバンドだったと思う。なんだかんだいっても同時代意識がある。
ともかく当時のバンドの演奏場面が懐かしいやら恥ずかしいやら。珍しいもの見せてもらいました‥ってカンジはある。
終わってからフィルムセンターをのぞく。
フィルムセンターの正面入り口をまっすぐはいると一段高いところに休憩所のような待合スペースがある。以前はベトナム料理屋が入っていてなかったはずだ。そのときはどうしていたのだろう。ともかく人がいっぱいで盛況なのだが待合室は老人ばかりで、まるで老人のための施設みたい。まあ昼間ヒマなのは老人が多いだろうが、作品によるのかもしれない。