映画の日というかサービスデーでロメロの「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」を池袋のシネマサンシャインで観る。どうでもいいけどシネマサンシャインって高層ビルのサンシャインシティとは関係ないようだな。場所も池袋駅とサンシャインシティの中間というか途中にあるし。
予告編はさほど期待させるものではなかったが、みていて引き込まれた。
しっかりとアクチュアルな問題を織り込んでいる。今は誰もがビデオカメラや携帯で動画を撮ったりしている。だれもが観察者になりうる。そんな情況を反映した作品になっている。
主人公の女性がちょっと解説をしすぎるので、これは賛否わかれるところだろう。個人的には字幕などで処理したほうがよかったか、情況説明的なものは残し極力感情的セリフは削ったほうがよかったと思う。
しかし前作よりも残虐シーンというかグロいシーンがつぼにはまって見所があり、メリハリがあった。ドキュメンタリータッチで迫真力がありよかった。
なによりホラー映画への愛情というかオマージュがある。冒頭の映画学生たちが自主制作で映画を撮影中に死人が生き返るというニュースが入るが、そのホラー映画のシーンが伏線になって生きてくるというニクイ演出。
観察者としてカメラを廻している男の名前は「ジェイソン」だし、ホラーファンへサービスしすぎじゃないかな(;<>;)。
●ロメロインタビュー
「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」公式サイト