五十嵐太郎の『読んで旅する世界の名建築』(光文社新書137 2004年)読む。このところ五十嵐太郎にはまって読んでいる。ほとんど彼の本を読んでいるのじゃないか。
それぞれ短い節の文書なのでかるく読める。
香港のヒルサイド・エスカレーターは建築ではないが、移動することで香港観光ができてしまうという「稼動式見晴らし台」
ベトナムの
カオダイ教寺院は内観が派手な寺院だが、おもに南部が中心だが中部にもちいさな寺院ができていて同じようなスタイルで小ぶりにしたものがつくられているという。これは後にいろいろ調べてわかった。
インドではルコルビュジェが設計した都市があるらしい。
チャンディガールというところだが、人があまりいないくて廃墟のようだという。
トルコの有名なハギア・ソフィアはもともと教会だったという。それがイスラムに転用されてなんとなくイスラムというとドームというイメージがあるが、それは間違いらしい。
ヨゼフ・ホホルの
チェコのキュビズム建築にはもうすこし説明が必要だろう。あまりにもあっさりと記述されているのはつらい。
メンデルゾーンのアインシュタイン塔はレンガ造りとは知らなかった。セメント不足が災いしたと書いてある。
フランスの
ラ・ヴィレット公園やアラブ世界研究所ははいったことがある。
アラブ世界研究所はたまたまアーチー・シェップのコンサートを観にいった場所がそこだったからだ。
ほかにもベルギーの
オルタ邸やニューヨークのクライスラービル、グッゲンハイム美術館などいったことのある建物がでてくる。
また、イタリアのカサ・デル・ファッショなどのユニークな建物もでてくる。あまり基準があるように思えないがお勉強ではない、軽いノリで世界建築めぐりをした雰囲気が味わえる。