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有楽町線の東池袋駅の上に高層ビルができて一年以上はたつと思うが、いまだに空きスペースがある。テナントが入ってないのだ。
賃料はけっこう高いとは思うが、池袋からはすこし距離がある。サンシャインシティに近いとはいえ、どちらかというと寂れた場所だし集客がいいとはいえないだろう。
この不況だし、今後もスペースが埋まるのは難しいのではないか?
その前の通りはたまに通るのだが、首都高の道路が上部脇に平行して走っている。その高架下に店舗がいくつかある。ちょうどビルの前にラーメンの「大勝軒」が入っている。いつも人が並んでいるし、早い時間などは手ぬぐいを頭にまいた名物親父が店の前に座っていたりする。
その「大勝軒」は目の前のビルの裏側にあった。今再開発でまたあたらしいビルが建設中なのだが、取り壊しの際は、なくなるというので大騒ぎだった。メディアもけっこうとりあげていたが、また近くの場所に店を再開されると、「あの、騒ぎはなんだったの」と鼻白むものがある。
「大勝軒」もチェーン展開なのか、それとも単なる暖簾わけなのか分からないが、店舗を都内でけっこう見かける。
河相我聞のラーメン店は北池袋の川越街道沿いのドンキホーテが入っているショッピングモールの一階に店を構えているが、さほど人気があるとは見えない。入っている人が少ないし正直赤字じゃないか? と思わざるをえない。
池袋の劇場通りが川越街道につながっているが、そこから山手通りにぶつかる交差店に四店舗ほどラーメン屋がある。さほど長い距離ではないのだが、それだけ店舗があるのは、ラーメンの需要というか人気があるということなのだろう。
ある週刊誌によると、ラーメンの市場は70パーセントが個人商店で、30パーセントがチェーン店という構成なので、もっとチェーン展開の可能性があるのだという。
しかし、ラーメンが人気なのは、風味などが個人の創意工夫できる領域が大きいからだろう。それなりに個性のある店が人気を集めているわけで、画一的、あるいはマニュアル的ラーメンではなかなか集客して成功するのは難しいような気がする。
そばについてもそれは当てはまる。 私自身は特にラーメン好きというわけでもないので、ごくたまにしか食べない。むしろ日本そばのほうが好きだ。そこから考えると、立ち食いのようなファーストフード的そば屋はともかく、やはりおいしいそばを食べたいわけで、そうなるとチェーン店というのは立ち食いなののかんたんな店ぐらいでしか成功しないのではないか。