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世襲議員の制限をマニフェストに 民主党
議員の世襲というのは、正確にいえば選挙地盤の別の議員へのひきつぎの問題だと思う。
ほんらい政治活動組織なり後援会などの政治団体は議員の一代限りで、人格そのものに付随して存在しているものとかんがえられるし、それが通常だろう。
しかし、利益共同体なり利害を反映する組織体制については目的が合致すれば、人格とは別に成立して、継続することがある。
そのばあいは個人の政治家の理念や政策というよりも団体や組織の利益や利害が優先する。
問題とされるのが、政治家よりも組織や団体の利益があからさまにあらわになるからだろう。
そこの部分は批判されるべきで、たんなる子どもが議員になる、という話ではないのだ。
◆ 朝ズバッ!
「世襲」擁護のTV解説員 みのもんたが反論
2009/5/22 <テレビウォッチ>国会議員の世襲制限問題。自民党が次の総選挙から世襲制限を適用する方向で動き出した。
番組は、この自民党の事態急変を取り上げたが、そもそもなぜ制限するのかというコメンテーターの疑問に、司会のみのが珍しく反論を......
事態急変の発端は5月21日開いた自民党の党改革実行本部の会合。国会議員の世襲制限について5月中にまとめる改革案に明記することを確認したことから。
世襲制限の自民党案は『新人について国会議員の親族が同一選挙区から連続して立候補することを禁ずる』というもので民主党案とほぼ同じ。
自民党で世襲制限を主張し続けている菅義偉・選対副委員長は、次の総選挙で争点になりそうなのを見越して「(世襲制限で)自民党が再生できる1つのエネルギーになる」と。
党内には次の総選挙から世襲制限を適用する声も強く、その場合は、立候補(神奈川11区)を表明している小泉元首相の次男、進次郎(28)の公認が見送られる可能性が出てきた。
もっともこれには、公認はしないが自民党としては対抗馬も出さない。無所属で当選すれば後で追加公認する、など抜け穴が指摘されている。
スタジオでは、まずみのが「どう考えますか?」と。これにTBS解説委員の吉川美代子が世襲制限に反対意見を。
「世襲議員の優秀な人をかなり知っている。お父さんより息子さんの方が優秀な人もいる。親の七光りで地盤とか集金マシンとか後援会まで引き継いで有利になるという点があるんでしょうが、(有権者には)息子だから入れる方もいるが、入れない人もいる」
予想外の答えと思ったのか、みのは「浅野(史郎、前宮城県知事)さん、根底にあるのは何ですか?」と。
ところが、意見を求められた浅野も「ボクも(制限は)やり過ぎだと思っているんですよ」と制限反対。
腑に落ちないみのは「ただ、あれでしょうね」と次のような反論を。
「親父の名声とか地位とか地盤、カンバン、集めた資金。まったくそのまま引き継げるというのは、そういうのを持っていない人にとっては大変なハンディキャップになるよね~。公平なスタートラインに立つことが大事と思う」以下略‥