先週土曜日に三鷹ジブリ美術館そばの公園に架設されたテント芝居を観にいった。
http://www.yasennotsuki.com/NewFiles/info.html
芝居は「棄民サルプリ」で、劇団は「野戦之月海筆子」という。
アジア(台湾、韓国、中国)各地で共同作業をしている劇団ということで、芝居の設定も汎アジア的なものになっている。
もともと「風の旅団」という劇団から、名前が変わって今の名前になったのだが、そのあたりのいきさつは分からない。ただ、芝居の内容やスタイルはさほど変わっていない。
楽しい舞台である。役者陣が充実していて、とくに女優たちは魅力的だった。ただ、幕ごとの連関がイマイチつながらず個々のシーンの熱演が全体の台本のテーマ(アジアのどこかで漁業工場と養老院を経営する男と母を捜す童子)と一体化してみえないもどかしさがある。
もっと台本をシンプルにして伝えたいことを押し出すようにすればもっとよかった。