「週刊ダイヤモンド」の外食特集(5月22日号)を読んでいたら、270円居酒屋の記事が目に付いた。「東方見聞録」を運営する三光マーケティングフーズが「金の蔵」などの270円台の居酒屋を出店している、というもの。
たしかに飯田橋でも「金の蔵」の派手な手書き看板が目立つが、お通しが断れなくて400円というのは高いと思い、出てきた記憶がある。場所によって300円だったり、250円だったりと場所柄と客層を考えて対応しているようだ。
別な雑誌でも低価格居酒屋の記事があり、たぶん「日経トレンディ」だったと思うが比較評価があり「金の蔵」については安いものを安く供給している、といったもので、さほど高評価ではなかった。
「ダイヤモンド」の記事は客単価2000円割れというのが、戻れない「帰らざる河」と表現して業界再編・淘汰を予想している。つまみや酒についての見当評価がないので消費者の立場では不満だし不充分なのだが、それだけ居酒屋業界のシビアな現状がみえる。
さらに記事ではワタミが価格破壊の居酒屋に参入するという。ネットなどの記事では6月下旬から「仰天酒場 和っしょい」というファーストフード居酒屋を展開するらしい。これはメニューの8割が250円(税込み)だというから脅威だ。
なにしろ250円になると立ち飲みやレベルの世界だから、これはヘタな飲み屋には行く気がしなくなるのでは。
ワタミ、低価格居酒屋「和っしょい」を6月出店 250円メニューが7割
http://www.gaisyoku.biz/pages/data/data_news.cfm/2/2894
日経トレンディ ↓ 均一料金で人気の格安居酒屋、急増する内幕は?
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20091225/1030668/