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西岸良平氏原作のコミック「三丁目の夕日」が映画化されるという。彼のほのぼのとしてたタッチや話が好きなので、喜ばしいことではあるのだが、ファンとしては映画になるとそれまでのイメージが変わってしまい幻滅を感じることも多い(独自の魅力もあって否定する気はないのだが、思い入れがあるとやはり問題になる)。
昭和30年代はブームが継続していることもあり、そこそこ注目されると思う。
やはり人気漫画の「こち亀」も、たまに昭和30年代をテーマにして作品を発表することもある。
また、テーマパークや人気スポットとしても池袋の
「ナンジャタウン」や横浜の
「新横浜ラーメン博物館」、お台場にある
「台場一丁目商店街 」などが盛況なようだ。
個人的には大いに関心があるのだが、いっぽうで仮想空間をつくってしまうほど失われた世界なのだろうか? という疑問もある。確かに昔ながらの人情や風情が感じられる町並みなどは今は少ないだろうが、地方都市(青梅市や、名古屋地域など……すいません! 失念してしまった)にいけば町並みはまだ、まだあるだろう。
問題はコンビニや金貸しATM、郊外型スーパーやショップなどのチェーン資本がはびこり、町をシャッター通りにしてしまう状況を考えるべきだろう。
キンキラ、ピカピカを追求していて古い町を懐かしむのも、ありがちな話ではあるが矛盾している。多少不便であっても従来あるものを大切に使っていくことが大切なのではないだろうか。
なんか紋きり型の結論になってしまった。
でも、しつこいようだけど、町並み保存は自治体だけではなく、そこに住んでいる人、通っている人に考えてもらうものだろう。