流行するポップ・アート
Bunkamuraザ・ミュージアム2004/11/6(土)~12/26(日) 開催期間中無休
【開館時間】 10:00~19:00(入館は18:30まで)
毎週金・土曜日21:00まで(入館は20:30まで)
コマーシャルを見て気になったのが、「流行する」という言葉である。流行したものをモチーフとした、あるいはしているからポップアートというふうになっているものと理解していたのだが。
ポップについては単に消費社会の反映させたものとみるか、芸術家が昔の主題では描けなくなってきたので、やむなく、というか山や川を描くようにスープ缶などの商品や流通しているものを描いただけとみるかがあると思う。
どちらも同じと感じられるかもしれないが、前者はまだ社会への批評性を含んだものがあるだろう。いっぽう後者は意識としては古典的な芸術家意識の延長で商品や、周囲の広告などを描いているだけというものだ。同一作家でもそのようなものが混在しているようなので、個々の作品による分析など具体的に書かないと説明できないが、漫画やアニメの主人公のフィギアなどは後者のスタイルになるだろうし、それが一般的になっているのだと思う。