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シリアで化学兵器が使用された疑いがあり、それが政権側の使用によるものだ、との報道がなされている。化学兵器についての知識については、充分ではないが、市街戦や内戦などでは影響が残る可能性もあり、安易に使用できないと思っていたが、そういった思考がはたらかない状況かもしれない。
しかし、それが事実だとしてもシリア政権側を攻撃していい、という根拠はないはずだ。きょくたんにいえばアメリカなりが攻撃を受けた段階で防衛としての対抗処置しかできないのが道理だ。
ここにきて安倍首相がシリア政権を批判しはじめた。これもアメリカのシリア攻撃の可能性を考えて、その側面支援というか、忠犬の尻尾振りなのだろう。
忘れたのだろうか、イラクに大量破壊兵器がある、といってイラク侵略をおこない政府を転覆させていったことを。それとも間違っても行為自体は正しいと、抗弁するのだろうか。