クールジャパン戦略というものが空回りしそうな感じ。日本の経済産業省が海外への自国のポップカルチャーの輸出のキャッチコピーとして、大々的にブチあげ、安倍総理も「きゃりーぱみゅぱみゅ」などと叫んでいた。
果たして勝算はあるのだろうか。予算をたてて資金を投入するのはいいが、はたして回収されるのかどうか。最近
『結局、日本のアニメ、マンガは儲かっているのか?』(板越ジョージ ディスカヴァー携書 2013年) を読んで、その危うい実態を資料として確認することができた。すこし前の本だが『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』(大塚英志・大澤信亮 角川書店 2005年)も同様のことが書かれている。たまたま続けて読んだ(余談だが、この本はタイトルとは多少ずれて延々と日本の漫画・アニメがアメリカの影響より出発したことを論証している本だ)。
結論的にいえば、世界は日本ほど漫画やアニメを観ていない…。