ステークホルダーという言葉をここ数年聞くが、どうやらこれは利害関係者という訳語らしい。ならば利害関係者で表現すればいのだが、なぜか英語(カタカナ語)のまま使用されている。日本語のほうがいい筈なのになぜか使用されているのは、あまり中身を表現したくないという意思があるのだろうか。
具体的にあらわすと「運命共同体」とか「世間」とか、そのような慣習的世界に所属するというふうに受け取られと懸念しているのだろうか。しかし、実態としてはステークホルダーは「利害関係者」という(これについては可もなく不可もなく)ことしかなく、ニュートラルなものらしいが、「利害関係…」というとそのようなことよりも業界団体とか仲間うち的なニュアンスが強く感じられるようなのだ。