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格差社会 | Excite エキサイト : 社会ニュース特集
格差社会是正へ小泉改革に批判票
というのは額面どおりではないと思う。ただ 自民の斎藤健が、あまりにエリート然としていたから、あまり千葉ではアピールしなかったのだろう。民主党は小沢が代表に就任したことで安定感というかドッシリと構えた感じがよかったのだろう。民主党がおこなった地域の演説でも狭い地域でいくつかこじんまりと人の声を届くスタイルだった。
元キャバ嬢という太田和美は「格差社会批判」をしたようだが、それが一定程度はアピールしたことはまちがいない。しかし果たして格差を解消するような政策があるのかは疑問だ。
格差社会がいいと思っている人たちは、努力すれば報われる社会がいいと思っているようだが(?自民の斎藤健はそのような演説をしたらしい。 たぶん大田陣営への対抗上だと思うが)、それこそ幻想でしかない。小泉や竹中が手本にしているアメリカ社会がそうだと考えているとしたらオメデタイ話である。
報われた人間は努力はしたかもしれないが、努力しなくても報われるのである(ブッシュをみよ)。
今回は公明党の力で得票差が少なかったといわれている。やはり無党派層を中心とした選挙戦には限界があると、自民党内で見直しがでているらしい。
自民が負けたことはよかったが、民主党に<格差社会批判>の票がいったとしたら、あまり期待はもてない。そもそも格差とは資本主義に必要なものだ。現代では一瞬で株操作で利益をあげるようなヘッジファンドのあり方が格差の大元であり、利益を求めて工場を世界のあちこちに移動させるシステムなのだ。それを否定する考えが今の民主党にあるとは思えない。