東松山の吉見百穴にいった。目的は実はその近くにある「岩窟ホテル」だ。
近くにいくと看板で「岩窟ホテル」の名前がみえる。以前はなかに入れたらしいが今は囲いがあり、金網越しにのぞくしかないが、確かに岩の壁面沿い窓が見える。窓に洋風の柵がついているのが不つりあいだが、ホテルっぽくみえないこともない。
なんでも岩窟を掘ってる、という言葉が一人あるきして、ホテルという通称になったようで、あくまでも個人の住宅であり、ホテルで使用されたことはないようだ。
この建物(正式には横穴か!)は、昔テレビの「探偵ナイトスクープ」で、取材されたところであった。建築史、仮設施設、遊戯施設などの歴史研究家の橋爪伸也さんが、ふるい絵ハガキで岩窟ホテルを知り、それがどこにあったのか、今どうなっているのか知りたい、ということでテレビに依頼したものだったのだ。
しかし、吉見百穴のはいる手前のところにあるのだから、けっこう有名だと思うのだが、そのときは中に入り、いろいろ見て回ったと記憶している。残念ながら今は外から見るのみである。