英知出版が倒産して、エロ関連の出版が気になった。
英知出版の出版物がエロというには、ちょっと違うというか、ソフトだし、クオリティは高いとと思う。それが倒産を招いたかもしれないが、けっこうエロの商売が困難になってきていることは事実なのだ。
エロという欲望の底なし沼(大げさかもしれないが、それによって産業も成り立っていたし、それによって金を使ったりしたのだ)に対応する以上は大変なのだ。
現在エロはネットに氾濫している。ウィニーなどのファイル交換ソフトで、無尽蔵のエロの画像や映像データ(無修正)を取得できるし、事実若者はそれらを駆使して、たぶん雑誌や出版物など買ったことがないのではないか。
昔ながらのビニ本、いや写真集や雑誌・ポルノ小説の読者は50以上のオジサンだけだという。
結局は出版物とか、印刷物(もっといえば写真集など)として結晶しないとむずかいしいのだろう。ただしエロといっても特殊な世界に細分化していく方向にいくだろう。それで利益がでる方向があるかというと難しいのだ。
エロを成立させている条件として社会関係とかあると思うので、今後はメイド、女教師、タレント、社会的名士など屈折したあり方へのアプローチが重要だろう。