Excite エキサイト : 社会ニュース
戦後も続いた日本社会の差別・排外のなかで、朝鮮人の民族アイデンティティを継承し再興する意味で朝鮮総連は果たした役割はおおきいと思う。残念ながら北朝鮮の出先機関となったことにより自分の首を絞めてしまった。
拉致問題があかるみに出た以降は、北朝鮮政権と一定の距離を置く政策を打ち出したようだが時すでに遅しということだ。
異国のなかで独自のコミュニティをつくり、自助組織をつくり、助けあってきた活動について、日本人が安易に批判することは避けたいが、真に在日同胞のための運動ではなかったということだろう。
新聞では、総連本部の売却価格の35億などパチンコ屋をひとつだすより安いと書いてあった。それだけ安いお金も集める求心力がなくなっているともあり、まさに凋落という言葉があてはまる。
それにしても、経済的問題で足をとられるというのは、策がなかったのか。権力の対抗策を考えていなかったのも不可解というか、もっと前から準備しておくべきだろう。