ゲバラの顔が革命のアイコンやイコンとなって久しいが、そのイメージを集めた本を買った。
『Che Guevara: Revolutionary & Icon』 (ペーパーバック 2006年) Trisha Ziff (編集) がそれで、編著者のTrisha Ziff は別な人と組んで、似たような本を出しているが、そちらはちと高いので安いほうを購入。
ゲバラの顔を世界中に普及させる元となったキューバの写真家・コルダの元ネガからひもといている。
その後ゲバラの顔は、このコルダの写真が決定的となってTシャツをはじめとしてあらゆる場に登場することになる。
個人的には画像が意外と少ない気がする。キューバのポスターが案外少ない。
タトゥーの写真もあるが、有名なサッカー選手のマラドーナがない。彼は腕にゲバラの刺青をしている。その代わり(?)マイク・タイソンの写真があるが、彼のわき腹あたりにゲバラの顔の刺青がある、いついれたんだろう。
浦和レッズなどのサッカーでのフラッグもぜひとも掲載してほしかった。ところでレッズがアジアカップでイランにいったときサポーターが当然ながら応援にいってゲバラの旗を振り回していたのだが、それで相手のサポーターはかなり興奮したらしい。なにせ第三世界のヒーローだし、中東などでもかなり人気のあるキャラクターなんで、ショックを与えたようだ。
戸井十月が案内役でゲバラの生涯を辿るNHKの放送番組が去年あったが、思い出して本を眺めているとなかなか感慨ぶかい。