週末に友人たちと飲んだとき、たまたま松岡正剛の話がでた。
彼は編集工学研究所・所長で編集学校もやっているという話からはじまり、私が、彼は昔は高校生向けのタブロイド版の新聞「the high school life」をやっていたということを話したら、「実は、わたしの高校に取材にきたことがあり、彼の家にも遊びにいったことがある」と脇に座った友人が話しはじめた。
20歳くらいのころ、オブジェマガジン「遊」という彼が編集長だった雑誌を私も何冊か購入したことがある。難解な原稿がやたら掲載されていた。そういえば松岡正剛狂いの友人がいて、稲垣足穂の本などを持っていたと記憶している。なんとなくおもしろいとは感じたが、さほどのめりこむというものでもなかった。話はそれ以上発展しなかったが、思えばあれは「ニューアカブーム」の魁みたいなものなのかもしれない。
その後の流れで新宿バーで飲んでいたら、西部邁が数名引き連れて乗り込んできた。
松岡正剛の千夜千冊 http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya.html