今日観た夢の話を書こう。
久しぶりに鮮明に覚えているので書きたくなった。
地下鉄の駅の出口から地上に出て行く直前に知人と会った。お互い顔見合わせて挨拶をすると(出版社の社長だと思うのだが名前が思い出せない、あるいはそれらしき人なのかもしれない)、地上ではなにやらデモらしき騒ぎだ。どうやら反原発のグループらしい。プラカードなどは少なかったし、全体で50人くらいだろうか。
あたりは丸の内ちかくの官庁街といった雰囲気のところ。
お互い「きょうはどちらへ?」とか会話をしながら、「児童ポルノ法反対の集会がありますね」などと話をする。知人は「そこにいくんですよ」と応える。
自分はとくに当てもなく移動していたような気がする。それで「ああ、私も」とか適当に話をあわせて歩き続ける。
三宅坂のような場所に着いて、集会場所は壁面にある洞窟のような会議室ではないか、と漫然と考える。
知人は集会場所は社民党の施設だと告げて、一階がものの少ない八百屋のような店に入っていく。
私は無視して先に歩き続ける。実は何か面白いものがないかふらふら歩いてみたのだ。集会についても、どうでもいいのだが、せっかくだから覗いてみるか、と思いさきほどの店に入る。
店は殺風景で棚や商品そのものが非常に少ない。
中央にレジがありサングラスをかけてガタイのいい長髪の若い男が座っていた。
コミケにいそうなコスプレをしたカップルが入っていった。どうやら集会場所は店の奥から入るようだ。
私も奥に進もうとすると、長髪の男がカメラは持ち込み禁止ですと告げる。
私はネット新聞に投稿するから必要だと話すと納得したようだ。
さて奥のドアを開けると、エレベーターになっていて案内係に友人のTがいた。
私はあれっと思いながらも、あいさつをして、「変なところでやるんだね」と語った。
エレベーターは遊園地にある観覧車の席のようでもあり、自動車のような座席がついた小さなものだった。
友人はさあ乗ってと促す、たいして大きなビルでもないのに大げさなエレベーターだなと思い、さらにそんなに広いスペースがあるとは見えない建物なのにと訝るがともかくシートに座った。
早速エレベーターが上昇を始めた。エレベーターは四方がガラス張りで、外側がよくみえる。あっという間に天井を越えて屋根を越えて進む。
屋根を越えると横に移動をはじめた。かなりのスピードだ。まるで映画「インディジョーズ」シリーズのトロッコ競争のシーンのようだった。いったいどこへいくのだろう。外はビルの谷間で都心の高速道路を走っているようでもある。
ようやくエレベーターがつくと、洞窟のような入り口であった。会場は受付が並んでいたが、特に接触せず。
正面と2階へ続く階段があり、2階の入り口に登る。
2階は7割がた座席が埋まっていた。薄暗いが会場全体はみえるし、ステージもみえる。九段会館をすこし小ぶりにしたカンジの会場で天井が低かった。
ステージでは誰かが話しているが、さほど印象がない。それよりも会場でのざわつき、野次や賭け声で騒然とした印象であった。
しかし、みな熱気や気迫が感じられて、不思議と皆それを了解して集会が雑然と進行していた。