ここ数年パチンコのCMを見ることが増えている。
今年など夏のパチンコ屋のコマーシャルで使われた音楽でジッタリン・ジンというバンドの昔はやった曲を使ってリバイバルヒットとなった。きちんと数えたわけではないが、かなりの量のパチンコのCMが流れていると思う。
今、田舎のマンガ喫茶で入力しているのだが、ここでも日中テレビのCMで流れているのは地元のパチンコやスロットのものばかり、それもドラマ仕立てだったり、CGを使ったりとけっこう凝ったものが多い。地元の産業じたいが数少ないので、それもむべなるかな、という感じなのだが、ここまで多いと異常な気がする。
東京でもパチンコのメーカーのコマーシャルで知ったのだが「冬のソナタ」「春のワルツ」などは韓流ドラマをテーマにしていて微妙に女性を意識したものがあるし、渋谷や秋葉原などこれまでパチンコ店などがなかったところに大きなパチンコ店ができて繁盛しているようだ。
それだけ定着し拡大しているということか? 二十年以上前だと思うが、パチンコ情報誌が発刊されてものすごい勢いで売れたことがある。私はまったくやらないんで魅力はわからないが、いずれにせよお金を稼ぐことができなければ、これほど隆盛しないだろう。
日本にカジノをつくろうという提案をしている人がいるようだが、日常的にパチンコというカジノが存在しているのだ。あるいはマージャン、競輪、競馬、オートバイ、ボートレースにロトや宝くじなどばくちはけっこう豊富なのである。
あえて公認のバクチが必要なのか疑問ではある。