ここ最近は池袋「大都会」で晩酌することが多い。
大衆食堂&飲み屋なのだが、雑誌と新聞が置いてあり、それを読みながら酒を飲んでいる。
「漫画サンデー」「週刊漫画TIMES」などの年齢層が高めのいわゆるブルーカラー労働者むけの雑誌を読む。「ヤングサンデー」や「ヤングマガジン」などもおいてあるが、あまりおもしろくない。
ブルーカラー労働者むけの雑誌には読みきりのスタイルの漫画が多いようだし、あつかうテーマも現在の社会事情を反映させているものがあり、社会性があるのだ。
たとえば「名ばかり管理職」のファーストフード店長が本社からの圧力により自殺してしまったことを過労死として申請させる物語。
モテ男が金にあかして女性とつきあう話。女性はプレゼント自体は眼を輝かすが、誰ひとり彼を人間的に評価していない。女性たちが魅力のないうすっぺらな男性として認識していることでショックを受けるが信じられず、女性から批判される等。
けっこう漫画の題材がリアルなのだ。これまできちんとこの分野のマンガを読んだことがなかったが、読者層が高いぶん今の社会情勢や人生の悲哀などをふくんだものじゃないと読み応えがないのだろう。
これから熱心な読者になる、とは思わないが、けっこう評価できるものがあると成人マンガ雑誌を見直してしまった。