朝のラジオを聞いていると
「スタンバイものめぐり」というコーナーで、商品の解説・チョイスをしていた。
季節がら入浴剤の検討だが、風味のついた入浴剤が発売されているという。
森本毅郎 スタンバイ
バンダイの「カレーなる入浴剤」カレーほどとろみがなく、褐色じみた色合い
「サクマのいちごみるく」甘い香りがいちごみるくのキャンデーそのもの
ヴァンベル「あんかけ湯 桜餅の香り」
チャーリー「おやすみホットミルクの湯」
などと変わったものが発売されているもよう。当然ながら食品ではないし、食べ物ではない。
まあ、子ども用にある味のついた練り歯磨きの入浴剤版か。
聞きながら、宮沢賢治の「注文の多い料理店」を思い出してしまった。
猟師たちが山の中で迷って一軒の料理店にはいり、次々と注文を出されていくが、それが食べられる準備になっているという話だ。
いろんな味のついた風呂にはいっている人間はまるで鍋料理の具のようだ。