ひさしぶりにTBSラジオのストリームをポッドキャストで聴こうとしたら、終了していた…。
なんかあっけない。確か5年くらいストリームからディキャッチ~アクセスと続けて半日は聴いてたと思う。ラジオの機械を変えたせいか、ここ一年くらいはラジオの調子がイマイチで、今現状のメインはネット放送のIチューンとFM放送のJ-waveを聴いていた。
まあ、勝谷の排外差別意識まるだしの話が聞こえなくていいとは思う。
朝はTBSラジオをしっかり聴いている。
森本毅郎・スタンバイは8時台に日替わりゲストが登場する「トークパレット」というコラムがある。
月曜はいつもハワイからのゲストだが今週は興味深いところがあった。
http://www.tbsradio.jp/stand-by/talkmon/
今年はハワイにとって意味がある年なんです。ハワイが1959年にアメリカの50番目の州になってから50周年にあたります。ハワイのローカルテレビでは、50周年記念として「50ボイス」、50の声という番組で、50年の歴史を振り返る50人の声を毎日のように放送しています。そういう番組を見ながら、ハワイの人たちは今、それぞれの思い出を胸に50周年を迎えようとしています。
3月18日には、記念イベントが行われましたこの3月18日は、当時のアイゼンハワー大統領が、ハワイをアメリカ合衆国の州として認める新法案にサインをした日なんです。
ただ、こうした記念式典が行われる一方で、ハワイ州庁舎の前では、ハワイアンの活動家たちが集まって抗議デモをしていました。「ハワイの土地をハワイアンの手に戻そう」と書かれたプラカードを持っています。実はハワイには、アメリカの州になったことをよく思っていない人もいて、一部のハワイアンの団体がこうしたデモ活動を行っています。宮殿を占拠したりして時々ニュースになっています。多くのハワイアンの人たちは独自の文化を守りながら、ほかの人たちにも溶け込んで生活しているんですけどね。
ハワイ人のトロツキストたちはハワイ人が差別されていると訴えている、という話しは聞いたことがある。そしてそもそも独自の文化・生活を営んでいたハワイの人びとがアメリカ帝国主義に帰属させられてその一環になったというのがハワイの歴史ではないのか。
それを拒否・批判するのはまっとうである。
アメリカインディアンなどアメリカ先住民は確かに溶け込んで生活しているかもしれないが、それはあくまで強いられたものではないか。アメリカがチベット独立をいうのであればハワイやアラスカ、プエルトリコ、それに先住民の土地などを、彼らに返還して独立を認めるべきだろう。
またフランスなども第二次大戦後もベトナムやアルジェリアなどの植民地を保有していて独立を認めてこなかった(その公式な反省も聞いたことはないが…)。やはりカリブ海の島々やニューカレドニアなどの植民地についての独立を承認すべきだ。
現状では先進資本主義の市場社会に組み込まれて、独立がからずしも民衆の直截的な要求ではないのかもしれない。それは、しかし市場社会の生活に縛られ、資本制生産の商品社会に包摂された結果であることを意識しなければならない。
その意味で日本でも北海道をアイヌに返すとか、沖縄の独立を議論してみるべきだろう。そう思い起こさせた、という意味で、この放送はおもしろかった(能天気な案内ではあったが)。
火曜は詩人・荒川洋二がゲストで、基本的には本の紹介だ。含蓄ある話を朴訥とした感じで語るのはなかなかいいフンイキだ。以前ノートに関わる本を続けて紹介していた。「東大生のノートは美しい」とか「読書ノートは一冊にまとめろ」とか似たような本はけっこうでていると思う。
読書ノートは一時期チャレンジしたことがあるが、挫折したのと、けっこうくだらない本などもあるので、まあ気になる本についてはこのブログに記述したり、コピーをとったりはしているが、それでどうするのって気もする。
別に忘れてもいいのでは、また読めばいい、書いてあったことを漠然と憶えていて、再度探せばいいのではとも思っている。
水曜は天気予報士・森田正光で、森本にいつも突っ込まれているのが笑える。今回も<桜の開花予想>に標準木の開花基準などいらない、とかイビられていた。彼はいじられキャラだと思う。