先週のはなしだが、三軒茶屋にいった。
繁華街のはずれに古道具屋があり、ふるいプラモデルがたくさんおいてあった。プラモデルのばあいふるいものは部品が欠けていたりするおそれがあり、チェックが難しい。
けっこう貴重なビンテージものあったりする。
箱があけられるようになっているが、あけてみても完璧にそろっているかどうかは判断がつかない、今回は購入を見送ることにする。
昔風の映画館があり、たしか石橋蓮司の「劇団第七病棟」の芝居がおこなわれたときにいった記憶がある。まだ存続しているのがうれしかった。
沿道には看板建築やら、ふるいビルがのこっており、なかなかフンイキがいい。
三軒茶屋駅ちかくの仲見世の狭いアーケードなどを徘徊する。その裏手にも狭い街路に飲み屋がひしめきあっている。そのなかで「
ラヂオ焼」の看板を出してる店をみつけて説明文を読んでいると、カウンター越しに店のママさんからチラシをもらう。
ラヂオ焼とは‥
チラシによれば、『たこ焼きの原型
大正時代の屋台で小麦粉にコンニャクを入れて焼いたものが源流。昭和8年、スジ肉、コンニャクを入れ始めてから「ラヂオ焼」といわれるようになった。
当時のラヂオは高価かつハイカラの象徴。その丸いダイヤルにあやかり、「ラヂオ焼」と名付けられたとも言われている』
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高校のときにあがた森魚の「元祖ラヂオ焼」という、前衛的かつレトロな曲をきいてショックを受けると同時にラヂオ焼については、長年の疑問だったがそれが氷解した(といってはおおげさだが、まあ現実のものだと知ってへんに安心した)。
店にはいってみたかったが、連れの友人が「粉もんなどは苦手だ」と拒否され、しかたなくあたりを散策して店を探す。
その後は適当な飲み屋がみつからなかったので、有名なラーメンチェーン店にはいってビールで喉をうるおした。